衆議院が解散した。色々と世間は騒ぎだしているが、よくわからない内に終わってしまうだろう。
よくわからないでは済まないが、安部首相がいっていた「生産性革命と人づくり革命」という言葉が気になっていた。
何故なら、私も今、弊社の生産性と人づくりをどう進めていけばいいのか自問自答して苦慮していたからである。
数年前、リーマンショックがあり日本の製造業を含め大打撃を受けた。町工場は生き残りをかけて工夫、努力してきてた。
そんな日本の製造業は、世界トップクラスの生産性があるのではないかと思っている。
それでは、建設業についてはどうだろうか?「生産性」という概念はあまりなかったように感じる。「安全」という概念はかなりよくなりましたが。。。。
元請からの仕事を取る為に無茶な単価で請けたり、価格を叩き合い、利益がないので工事を急ぐ、その為、手抜きが増えたり、怪我をしたり、自分らで首を絞めてきた20年のように感じる。
実際、20年以上も建設業の生産性は向上していないという統計もあるようだ。製造業ができて、弊社のような業種でも生産性は向上しないのかなぁと。
弊社のペイント事業部も、20年前はよく吹き付け機で数千m2の吹き付けなどを行っていた。今では、ほぼ手塗りの改修である。
生産性が上がるどころか、さらに生産性が悪くなり、人工もかかり、単価も下がっていたり。。。。なのに、品質と安全は超一流を求められるる。相反している。
うちの職人さんにも、「きれいに塗るのは当たり前だが、早く塗らなければいけない」と話す。きれにするには、時間がかかる。
急げば雑になる。日々そのせめぎ合いである。これができてこそ「プロフェッショナル」だと思う。
職人さんの生産性をあげると一言でいっても、職人さんの高齢化なども進み難しい面もある。
毎月、毎月、生産性をあげる為にはどうすればいいのか、改善する点はないのか、やってみてよかったことや、逆に悪くなったなどミーティングを通じてみんなとちょっとづづでも共有していくしかないと思う。もちろん、品質、安全は不可欠である。
ちょっと厳しい話だが、セールスマンはノルマがあったり、結果が見えるようにしてある。うちらの職人さんも数値で見えるように出すことも必要だと思う。弊社では今、チームとして労働分配率をだして、全国の同業他社と比べてどうなのか出すようにしている。ひとりひとりの、意識改革に繋がればという思いで。私らの経営者も数値化して職員に示す必要もあるだろう。
次の世代をターゲットに見据えた、業界のタブーを壊したいものだ。
今日は、ここまで。。。気取ってコラムぽっくなっちゃいました。笑